作並最奥の隠し湯
作並温泉の中心にほど近く、一の坊さんを横目にさらに奥へ進んだ場所にひっそりと佇む作並ホテル。現在は宿泊はできず、日帰り入浴のみとなっているようですが、知人に「いいお湯がある」と教えてもらうまで、恥ずかしながら気が付きませんでした。
作並温泉は仙台市中心部から1時間弱、JR作並駅もありますが、温泉街からはだいぶ離れた場所にあります。駅からはバスで15分ほど。自然豊かな国道48号線を進みます。
日帰り温泉作並ホテル
一の坊さんの建物をすり抜けると突き当たるのが、作並ホテル、通称『神の湯』です。


周辺はあまり人の気配がありませんが、ドアをくぐるとすぐに従業員の方が出迎えてくれます。
玄関で靴を脱いだら、スリッパに履き替えて中へ。


料金・営業時間
【料金】
大人 800円
子供 600円(2歳以上~小学6年生まで)
【営業時間】
受付時間 11:00~16:00
※閉館は17:00、利用は1時間まで。支払いは現金のみ。
温泉までの道のり
ロビーを抜けて、突き当たりの階段を下へ降りていきます。
エレベーターもあるようですが、使用できるかはわかりません。館内各所に使用禁止、立ち入り禁止の立て札などがあり、日帰り温泉として規模を縮小している様子です。トイレも、浴室周辺のものは使用できないので、入浴前にロビーすぐそばのトイレを使用しましょう。




階段を降りると、貴重品ロッカーが設置してあります。お金のかからないタイプです。


ロッカーのすぐ裏手に女湯、左手側に男湯の入り口があります。このフロアは、ロッカー・浴室以外の設備は使用できません。


脱衣所・浴室
脱衣所はすのこが敷いてあり、大きな段差はありません。簡素ながら使いやすいです。脱衣カゴのみ設置してありますので、貴重品はロッカーへ。アメニティ類は特になく、ドライヤーが設置してあります。


温泉

がらりと引き戸を開けると10㎝ほどの段差が一段。こんこんと湧くお湯がなみなみと注がれています。
右手には洗い場が4~5か所。入り口に椅子や桶がまとめてあります。プッシュ式シャワー付きのカラン。水量も十分です。浴室内は温泉の成分で滑りやすくなっています。床面が岩づくりなので、つまづきや転倒に注意。
温泉はサラリと透明です。無味無臭ですが、温泉らしいほのかなミネラル香があります。

泉質はナトリウム・カルシウム-硫酸塩・塩化物泉で、低張性・弱アルカリ性(pH 7.6/泉温 54.0℃)。源泉100%・加水なし・加温なし・循環なしの純粋な源泉かけ流しです。
肌当たりはやわらかく、じっくり浸かると硫酸塩泉らしい温まり方が印象的です。派手さはないものの、飽きのこない上質な源泉であることを感じさせます。さすが『神の湯』と呼ばれる名湯です。
大きな浴槽は手足を伸ばしても大人5~6人でもゆったりと浸かれる広さ。深めの浴槽は大人であれば肩までとっぷりと浸かることができます。
大きく切った窓の外は木々が生い茂り、眼下には上流域の広瀬川。自然をたっぷりと感じることができます。女湯には半露天風呂が設置されており、自然の中で上質な源泉かけ流しを満喫できるようになっています。
よいお湯でした。
バリアフリーに関して
- 館内は必要最低限の設備にとどまっています。エレベーターがあっても作動しなかったり、バリアフリートイレが使用できなかったりしますので、事前に必要な設備に関して電話などで問い合わせることをおすすめします。
- 館内は階段昇降が必要です。手すりは設置されていますが、1段20㎝ほどあります。
- 脱衣所には丸椅子やベンチが設置されていますので、座りながらの着替えや整髪が可能です。
- 館内は階段を除いて手すりなどの設置がありません。特に浴室内は源泉かけ流し、岩づくりのため滑りやすく、歩行が不安な方は介助してもらうか、浴室内で使用できる杖などの準備が必要です。
- 洗い場は30㎝ほどの高さの風呂イスが用意されています。立ち座りはしやすいですが、桶を使った動作の際にずり落ちたり、転んだりすることがありますので注意してください。
周辺情報
山形県東根市や宮城県仙台市へのアクセスが良好で、アクティビティや普段使いまで幅広く利用することができます。近くには、ニッカウヰスキー仙台 宮城峡蒸留所や定義如来 西方寺など観光・体験・食事ができるスポットもたくさんあります。もちろんこちらを主目的としても十分納得の名湯です。
皆さんもぜひ利用してみてくださいね。

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